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乳酸菌を摂りましょう 【腸のはたらきは大事】

乳酸菌を摂りましょう

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人は高齢になると胃腸の働きが低下します。

介護施設で生活する人の約8~9割の方が悩まされる問題、それが「排泄」です。

とくに排便の悩みは深刻です。

今回はそんな排泄に関わるお話。

 

人は高齢になると便秘になりやすい

高齢期の便秘|LIFULL介護(旧HOME'S介護)

こちらのサイトにもあるように、「消化器官の機能低下」と「水分の摂取量の低下」がおもな原因です。

高齢者がなりやすい便秘の原因とは?男性も注意!|ブログ|介護付有料老人ホーム|ヴィンテージ・ヴィラ

こちらにも詳しく書かれています。

高齢の方の悩みとしては便秘はかなり一般的なようです。

 

便秘になるとどんな病気のリスクがあるか?

長引く便秘 侮るなかれ 大腸がんなど深刻な病気も|ヘルスUP|NIKKEI STYLE

便秘のときに考えられる病気として「大腸がん」があげられます。

あとは腸閉塞になるリスクもあるようです。

私の施設では1週間近く排便がみられない場合は受診するように対応しています。

 

介護施設では下剤の服用がほとんど慢性化している

なので私の務める施設でも便秘の方はかなり多く、ほとんどの方が毎日下剤を服用しています。

その効き目の強さは違えど、やはり下剤に頼りだすと余計に下剤に頼らざるをえなくなっていきます。

これは高齢者の大きな悩みになりえます。

 

実際に利用者の方がしていて効果があると実感した対策は?

じゃあ何か日常で便秘の対策はないものかというと一つには「水分を多く摂るようにする」といいです。

私は一般の人より水分を多く摂る(だいたい一日に5~6リットル)のですが、排便に関してはかなりスムーズです。

※ただし摂りすぎなので一日2リットルを目安にしてください。

しかし高齢者の方にとって効果的な対策かと言われると正直微妙です。

 

ではベストな方法は何か?

私の実感では「乳酸菌の食料をとる」のがもっとも効果があると思います。

とくに「ヤクルト」と「ヨーグルト」はバツグンです。

私の施設には100歳の男性入居者がいらっしゃるのですが、毎日ヤクルトを飲んでいます。

それで排便の様子はどうかというと「3日に1回トイレでしっかり排便できている」状態です。

しかもほとんど下剤は飲みません。

 

あともうひとり90代の女性入居者がいらっしゃいましてこの方も毎日ヤクルトを飲まれます。

下剤は中程度の効き目のものを飲んでいますがやはりだいたいは「3日に1回トイレでしっかり排便できている」状態です。

 

あと別の入居者の方で毎日ヨーグルトを2パック食べられる女性がいます。

その方もほとんど下剤なしで「3日に1回トイレでしっかり排便できている」状態です。

 

結論 乳酸菌を摂りましょう

一度下剤に頼ると自力での排便が難しくなりがちです。

なので結論は毎日乳酸菌の配合されたものを摂りましょうということです。

とくにヤクルトとヨーグルトはおすすめです!

若い方でももし今便秘に悩まされているならぜひ毎日の習慣に乳酸菌を取り入れてみてください。