介護職の流入と流出について調べてみた! 【データ考察からビジネス視点で紐解く】
介護職の流入と流出について調べてみた!
新規採用や中途採用、転職や離職がとても多いのが我々「介護業界」の特色です。
今回はそんな現場の介護士の前職や転職先を調べてみました。
介護をする前はなんの仕事?
まず、基本的に「福祉の高校や専門学校からの新卒採用」の人が大半を占めます。
とくに私の施設はオープンして間もないので転職組は他の施設と比べてもかなり少ないと思います。
そして介護への転職を調べるとこんな情報が↓
介護職への転職は40代・未経験でもできる!キャリアアップの方法や成功の秘訣 | マイナビ介護職
これによるとエステティシャンやオペラ歌手の方もいらっしゃるとのことで、ほんとに様々な経歴の方が転職してこられます。(まあレアなケースだと思いますが)
そして私の施設では調理系、児童福祉系、塾講師など教育系の方が何名かいます。
気づかなかったのですがこうしてみると現場の業務に関連した仕事がほとんどですね。
そして私も転職組でして、私は元IT分野から介護を始めました。
私の施設ではIT系にいた人は私以外ひとりもいなく、かなりのレアケースみたいです。
そして意外に多いのが「介護からの介護」です。
つまり違う施設からの転職です。
こちらによると介護からの介護は少ないらしい:みんなの介護より
これって私の施設が介護士にとって務めやすいってことなんですかね??
ふと気づきました。
まわりのみんなに感謝。
違う職種への転職は??
そして転職した人を調べてみるとやはり出てくるのは「職場の不満」「給料への不満」というキーワード。
ネガティブな情報を見たり見せたりするのはなんとも微妙な心境ですが、意義はあると思うので参照してください。↓
介護職辞めてよかった…介護から転職した体験談&辞めたい人の2chまとめ
こちらのサイトでは転職を推しています。
そして主におすすめしている転職先はこんな業種↓
- 事務職
- 営業アシスタント
- 営業職
- 販売・サービス職
- IT・Web業界
- 保育士
- タクシードライバー
- 介護職から介護職
この中でいうと「営業」「販売・サービス業」は多いように思います。
私の施設でも数名がこのパターンで転職しました。
逆に「営業」「販売・サービス業」からの介護はあんまり聞かないですね。
「保育士」に関しては逆のパターンも多いと思います。
「タクシードライバー」に関しては60歳以上の方が新しい事業として始めるパターンが多いです。
「介護タクシー」に関してはドライバーでなく訪問介護員という扱いです。
あとここでは言及されていないのですが、「キャリアアップを図る」人は多いです。
介護から看護師、介護からケアマネージャー、介護から生活相談員、そして介護から施設長など。
いろいろ多岐にわたりますが、私の施設ではおよそ10名ほどがこのパターンで最も多いです。
介護施設はどういったターゲットをリクルートするべきか
ここからちょっとビジネス的な考察になりますので興味ない方は読み飛ばしてください。
上記のデータでいうともっとも集客効果が高いのは意外(?)にも「介護職」です。
つまり他の施設の介護士を呼び込める環境だとかなりリクルートの費用対効果が高いです。
そのためには「介護士にメリットのあることをひとつ特化して施設のウリとして大きく宣伝しましょう」ということです。
たとえば「業界内では高い水準の給料です!」とか「オープニングから間もないので若いスタッフが多く活躍しています!」など。
これは介護士にメリットだと感じることであれば比較的なんでも大丈夫だと思います。
(給料、キャリアデザイン、勉強できる環境、年齢層、スタッフ数、福利厚生の厚さ、人間関係の良さなど)
あとはフェイスブックやツイッター、ユーチューブのチャンネルを持っていることも強みになります。
SNSの集客効果は今言わずもがな、かなり高いです。
他の職種を呼び込むより現場の介護士を呼び込むリクルートをするほうが効果的だと感じました。
まとめ
- 介護施設の業務に関連する仕事からの転職が多い
- 介護からの転職は割とさまざま
- 介護から介護は業界的にみてもかなり多い