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介護施設の感染対策 【高齢者介護施設における感染対策マニュアル】

高齢者介護施設における感染対策マニュアル

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もう風に風邪を感じるような肌寒さが顔を出し始めた今日この頃になってきましたが、みなさん体調はお変わりないですか??

風邪というのはまわりが流行ると移っていく性質がありますので、感染予防はとても大事な考え方です。

 

介護施設にも感染予防のマニュアルがあります。

そして厚生労働省から発表されている「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」というものがあります。

今回は「感染予防」に関する情報です。

 

感染対策マニュアル

「高齢者介護施設における感染対策マニュアル改訂版(2019年3月)」の公表について |厚生労働省

こちらが公式サイトです。

 

pdfファイルで配布されていますが私のほうで要約。

 

病原体(感染源)の排除
感染症の原因となる微生物(細菌、ウイルス等)を含んでいるものを
病原体(感染源)といい、次のものは病原体(感染源)となる可能性が
あります。


① 嘔吐物、排泄物(便・尿等)、創傷皮膚、粘膜等
② 血液、体液、分泌物(喀痰・膿等)
③ 使用した器具・器材(注射針・ガーゼ等)
④ 上記に触れた手指

 

そしてこれらを使用する際には手袋を使用します。

私の施設では使い捨てのナイロン手袋(ディスポーサブル手袋)を使用しています。

 

なかでも「血液」は要注意です。

病原が強く感染しやすいといわれています。

 

よく流行りやすくて要注意の病原菌として代表的なのは「インフルエンザ」ノロウイルスです。

私の施設ではどちらもまだ発症した経験はありません。

 

そして病気が発症してからの介護士の対応は以下↓

(1) 介護職員の対応
感染症もしくは食中毒が発生したとき、または発生が疑われる状況が生じ
たときは、感染拡大を防止するため速やかに対応します。
⚫ 発生時は、衛生学的手洗いや嘔吐物、排泄物等の適切な処理を徹底し
ます。職員を媒介して、感染を拡大させることのないよう、特に注意
を払います。
⚫ 入所者にも手洗いをするよう促します。
⚫ 自分自身の健康管理を徹底します。健康状態によっては休業すること
も検討します。
⚫ 医師や看護職員の指示を仰ぎ、必要に応じて施設内の消毒を行います。
⚫ 医師等の指示により、必要に応じて、感染した入所者の隔離等を行い
ます。

 

風邪やはやり病の対策、予防策は?

まず基本的な習慣として「手洗いうがい」の徹底です。

 

そして病院や施設内で「予防接種」を受けるという手段があります。

施設によっては費用を負担してくれて無料で受けられるところも多いです。

私の施設でもインフルエンザの予防接種は費用を負担してもらえます。

 

そして食事での栄養摂取と睡眠休養も大事です。

無理な労働は避けるようにしましょう。

 

こまめな水分摂取も奨励されています。

カテキンが多く含まれる緑茶やビタミンCが含まれる酸っぱい飲み物もおすすめです。

 

まとめ

特別な知識は必要なく、ふだんから体調に気を配る習慣が大事です。

風邪は万病のもと、元気に頑張れるよう今から注意しておきましょう。