介護施設におけるコロナウイルスの影響 【発症例もでてきましたね】
介護施設におけるコロナウイルスの影響
まだまだ終息する気配がないコロナウイルスの状況ニュースですが介護施設でも発症例を出しました。↓
デイサービスなど高齢者が通う介護施設で集団感染相次ぐ | NHKニュース
感染された方はもちろんまわりの職員や家族の方にもつらい状況におかれることを思うと同業者として胸が痛みますね。
無理なさらずに回復されることを願っています。
今回は「介護施設における流行性ウイルスへの対策」について現場の意見を発信します。
コロナウイルスに限らず流行性のウイルスは毎年の課題
こういってはなんですが流行性のウイルスに対する問題は毎年あります。
コロナウイルスに限った話ではなく「インフルエンザ」や「ノロウイルス」なんかもそうです。
そして毎年流行します。
とくに冬場は。
だから冬場になるとどうしても流行性のウイルスをどう防ぐのか、どう流行らせないのかという課題はやってきます。
高齢者介護施設における感染対策マニュアル
そして厚生労働省からは「高齢者介護施設における感染対策マニュアル」が配布されています。↓
https://www.ajha.or.jp/topics/admininfo/pdf/2019/190416_6.pdf
けっこうしっかりした内容で「書かれていることをちゃんと実行すればかなり効果が期待できる」つくりだと感じました。
まあ専門家じゃないので個人的意見ですけれども。
いろんな視点から論拠→対策みたいにわかりやすく多角的なマニュアルにできています。
ですが、流行は「あります」。
なぜか?
やはり高齢になると「免疫力低下、集団生活での接触」は避けられません。
だから「ウイルスを持ち込ませない」ことが重要です。
とはいっても施設に出入りする人はさまざまです。
職員を始め利用者の家族さんもですし施設の備品の業者さんも出入りします。
それぞれ消毒やマスク着用などの対策をとっているのでしょうがそれでも防ぎきれない部分はでてきます。
つまり
①出入りする人全員にウイルスの防止策をおこなってもらう(職員、家族、業者)
②施設内で流行したときの対策を決めておく
この2つに分けて対策を考える必要があります。
施設内で流行したときの対策を知っておく
施設によって違いますが私の施設も過去の事例から「感染拡大を防ぐための流行時マニュアル」が決められています。
過去に「感染性胃腸炎」の大流行した時期がありまして、そのときは施設の物品を消毒するとか洗濯物を施設外に持ち出さず施設の洗濯機で洗うとか面会制限とかもうてんやわんやしてたのを覚えています。
このように過去の事例から「その施設でのマニュアル」があると思うので内容を把握しておいて冬場には風邪が流行る前から自分で実施していれば効果的な対策になるとともにマニュアルを忘れず復習できていいのではないでしょうか。
厚生労働省からの通知もしっかり見ておくといいでしょう。
介護事業所等における新型コロナウイルス感染症への対応等について
まだまだ予断を許さない時期なのでみなさんも体調には気をつけて無理なさらずに。