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初心者用 未経験からでも使える実践介護マニュアル③ 【介護歴6年の私のノウハウ】

初心者用 未経験からでも使える実践介護マニュアル③

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実践介護マニュアルと謳いながらもあまり具体的にいえることがなくて申し訳ないですが、ここからはひとりで業務を任されるようになってからの取り組みについて解説します。

 

自分のポジションを確立する

もう組織内での影響力をつくるにはコレに尽きると思います。

「自分のポジションを確立する」です。

 

たとえば「利用者とのコミュニケーションといえばこの人」とか「レクリエーションといえばこの人」とか。

 

私の場合は「パソコンを使った業務なら右に出るものなし」的ポジションです。

利用者さんからは「一番話を聞いてくれる人」ポジションです。

 

こうしたポジションが確立できると相対的に自分の価値を自分でつけられます。

 

なので「自分がいてもいなくても関係ない」という思考はひとまず置いておくことができるでしょう。(考え方の問題なので実際の評価はどうなのかは別問題としてください)

 

そしてここまでくれば「組織内での需要を保ちながら自分の仕事を追求できる」という職人肌鬼磨きの鉄板パターンに入れます。(?)

おそらくこの考え方がしっくり来る人は介護に向いていると思います。

 

介護はわりと観念が変わる

これはすべての人に当てはまるのかわかりかねるのですが、「介護はわりと観念が変わる」ものだと思います。

 

1年目の私が大切にしていたことや正しいと思っていたことは6年目である今も大切かといわれると変わっていることもたくさんあると思います。

 

これには理由があって、「介護は一緒に仕事をする人の感覚が幅広い」からです。

 

いろいろな介護観に触れる→自分の価値観も変わる

こうなります。

 

なので無理に今の価値観を保ち続けようとしなくてもいいと思います。

その時その時に大切にしたいことを大切にすることのほうが重要です。

 

まあ変わらない軸もあります。

私は「その人の普段の生活習慣をできるだけ再現する」ことですね。

これはずーーっと変わってません。

 

逆に変わったことは「食事に対する重要性」ですね。

昔は「多く食べさせることが介護士の使命」だと思っていました。

今は「無理してまで食べる必要はないな」と思っています。

どちらが正しいのかはわかりませんが今の自分がそう思うことを突き詰めていきたいです。

 

介護は「楽しくないと意味がない」と思う

そしてここまで介護を続けてきた方は振り返ってほしいのですが、「介護を楽しいと思えているか」ということです。

 

もちろん辛いことがゼロであるべきと言っているわけではありません。

辛いこともあるが介護は楽しいものだと思えているかどうかです。

 

なぜ介護は「楽しいもの」だと言い切れるのか?

それは「介護は人の自己実現を手伝うものであるから」です。

 

ようは「企業に投資する」とか「アイドルや歌手のCDを買ったりファンクラブに入ったりライブを観に行く」というように、人を応援することは本来楽しいことのはずなんです。

 

そのなかで介護は「人の生活を手助けする」という行為のはずです。

だから「楽しいこと」のはずなんです。

 

あくまでも理屈ですが、この理屈を感性が辿れていないのならばおそらくどこかでエラーが起こっています。

 

それは「上司や同僚にいやなことも強制される」とか「利用者の言うことに反発を覚えるようになる」とか。

 

それはそれでその人の感性なので、そこを変えるのは難しいですし変える必要もないと思います。

でも辛いことを続けるのは介護の本質に反するとも思います。

 

そんなときは違う形で介護に携わるなり思い切って違う仕事をしてみるなりで介護との関係を変えていけばいいと思います。

 

その点介護は人手が不足しているのでいくらでも帰ってこれますし。

 

介護をする上でもっとも大切なのは「自分が幸せに生きれるかどうか」です。

逆説的ですが。

 

ここで中断。