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初心者用 未経験からでも使える実践介護マニュアル② 【介護歴6年の私のノウハウ】

初心者用 未経験からでも使える実践介護マニュアル②

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前回は完全初心者からの取り組み方を解説しました。

今回は「少し慣れてきてからの取り組み方」を解説します。

だいたい3〜6ヶ月ごろから徐々に意識を変えていくといいと思います。

 

自分なりのケアの指針を決める

利用者の方の特徴も少しずつ把握できてから次のステップは

「何をすればよりよい日常になるか」

を考えます。

 

そしてその人の日常において「してあげたいこと」を決めていきます。

 

たとえば私の場合は「できるだけ家で暮らしていたときの習慣や日課は再現できるようにしたい」というのが大きなテーマです。

 

そのために「毎朝の歩行訓練の時間をつくる」とか「お風呂は熱めのお湯でさっと上がる」とか「その人と部屋で1対1の時間を少しでもつくる」など。

 

その人その人に合わせて「日常でしていたこと」を知って再現できるように努めています。

 

これはあくまで私のケースであって、自分なりの介護の軸ができてくればそれに沿ってケアをつくっていけばいいです。

 

そして初めのうちは「してあげたいこと」は多くないほうがいいです。

なぜならこの感覚が「自分の介護士としての軸」になるからです。

 

いろいろ思うところはあっても最後に残る思いが「介護士としての介護軸」になります。

なのでそんなに多様にたくさんあっても実施できません。

 

自分のユニットで目指すポジションを思い浮かべる

そしてこの頃からは「チーム内での自分のあり方」も徐々にイメージしていきましょう。

 

自分がチームの中でもっとも能力を発揮できるポジションや役割は何なのかをぼんやりでいいので探っていきましょう。

 

まわりのスタッフのケアをよく観察してサポートする縁の下タイプなのか?

自分の介護をまわりにサポートしてもらうリーダーシップタイプなのか?

あるいは孤高に作業して絵や作品をみんなと共有できるクリエイタータイプなのか?

 

どれも間違いはありません。

 

なので「どの仕事のやり方が自分に一番合っているか」で決めましょう。

 

注意 オールマイティーは基本目指さなくていい

ここで言っておきたいのは

「介護業務のすべてをそつなくこなせるオールマイティータイプは目指さなくていい」

ということです。

 

もちろん自分が「すべてを万能にこなせるタイプだ」と思うなら目指せばいいと思うのですが基本的に人の能力はどの分野かに偏ります。

 

大事なのは「得意を伸ばす」ことです。

言い換えると「苦手は人に任せる」ということです。

 

なぜならそれがチームの存在意義だからです。

みんながオールマイティーになっちゃうとチームの意味がなくなります。

 

得意な分野を集めてこそチームケアは真価を発揮します。

もしそこで「苦手なことも努力してがんばること」を命じられるならそのリーダーはチームの意味をあまり把握できていないと思います。

 

なので「自分の特色が必要とされているチーム」に所属できるようにいろいろ探し回りましょう。

介護業界はそれができます。

 

まとめ

  • 自分のケアの軸を探る(利用者の方に対して自分がしてあげたいことこそヒント)
  • チーム内の自分のあり方をイメージしていく
  • 得意なことを伸ばす意識(苦手は人に任せる)