初心者用 未経験からでも使える実践介護マニュアル① 【介護歴6年の私のノウハウ】
初心者用 未経験からでも使える実践介護マニュアル
実は先月で介護を始めて丸5年が経過し、6年目に突入しました。
完全に未経験から現場でノウハウを構築してきましたので過去の自分に向けて書くつもりで「これから介護を始めてみようかな」と思っている方の参考になれば幸いです。
ひとつひとつ振り返りながら自己研鑽にもなるかと思い書いてみます。
※介護は完全な正解がないという性格上どうしても人の個性や価値観に左右されてしまうところがありますのであくまでも「私が感じた実践ノウハウ」であることをご了承ください。
それゆえ科学的に正しくないような話もあるかもしれません。
初めての人はこれだけ意識すれば大丈夫
まず介護を初めたての人が意識することは
「利用者の方の話を聞くこと」
これだけでオッケーです。
ただし、ルールを作ってください。
①否定しない
②自分の話は極力しない
③相手の顔をみながらリアクションする
これを守って話を聞く役に徹すれば1ヶ月で信頼関係のベースがつくれます。
少し解説を加えると
①否定しないについて
認知症の方との関わり(もちろんそうでない方でも)には相手の言動の否定は基本的にしないほうがいいです。
混乱を招いてしまいますし、どうしたって折り合いのつかない話になってしまいます。
なので相手の話を基本的に肯定するか、うなずいて聞くこと。
そしてもし事実と違うことを尋ねられたら(たとえば「私は明日帰る予定だよね?と聞かれた場合)「私は〇〇だと聞いていますがもしかしたら間違ってるかもしれないのでまた確認しておきます。」というようにあくまでも相手が間違っていることを言わないようにしましょう。
できれば悪者がいない話の進め方がベターですが、どうしてもできないときはこちら側(自分や施設の職員)を悪者にしましょう。
②自分の話は極力しないについて
介護の関わりにおいて、職員側が一方的に話す必要はほぼありません。(まあそんな場面は見たことないですが)
必要なのは「話してもらうこと」です。
基本的に利用者の方は話を聞いてもらいたいと思っていますし、聞いたことのなかでケアにつなげられる情報を集めることができます。
ただし、利用者さんから促された場合は自分の話をしてもいいと思います。
それでも最低限にしたほうが無難です。
実は「話を聞いてくれる人」という印象は信頼関係の構築にかなり大事です。
③相手の顔をみながらリアクションする
そして当然ですが「相手の顔をみて話を聞きましょう」。
初心者はとくに「作業しながら話を聞く」のはNGです。
できれば相手の近くで座って、もしくは目線を相手に合わせてしゃがむぐらいできればベストです。
とっておきの技
実はこれらのスキルを上回る超奥義があります。
それは
「笑顔」
です。
いつも笑顔で笑いが多い介護士に嫌がられている人はいません。
なのでかなり大事です。
しかし人によっては笑いにくい人もいると思いますので参考までに。
次回は慣れてきたらどう振る舞いを変えていくかについて語ります。