日常とレクの重要性 【個人的にはトントン】
日常とレクの重要性
介護の施設は「日常」と「レクなどの非日常」があります。
というより「日常」の中に「非日常」を織り交ぜていくというイメージです。
一応別々の扱いにしていますが、人によってはどちらも日常的な活動だという感覚の人もいると思います(私は完全に別モノと捉えています)
今回は「日常」と「非日常」を切り分けて重要性を考えてみます。
「日常」の重要性
いうまでもなく「日常」は介護生活のベースです。
つまりここが不完全だと施設での生活自体が不満なものになります。
だからこそ「日常」をしっかりつくるということはとても重要だといえます。
では現状で「日常」を完全に不備なく構築できているかというとどの施設においてもほぼできていないと思います。
やはり集団生活では個人の要望や意見を叶えるにも限界がありますし、そもそも「施設暮らし」という時点でだいぶんと生活に制限がかかってしまいます。
ということは「日常」を構築するためにできることは毎日不足している状況だといえます。
ここは考え続けて質を向上させ続ける必要がある箇所です。
「非日常」の重要性
そしてそのなかで重要性を占めるのが「非日常」のイベントや取り組みです。
この「非日常」はとても重要だといえますし「日常」あってのものだから注力すべきは「非日常」でないという意見もあるかもしれません。
そして先に言ってしまうと私は「非日常」の取り組みにはあまり気が向きません。
なんていうか「注力すべき」だと思えないのです。
しかしやる意義は大きいとわかっています。
頭では理解していますが私の心はどうしてもこのイベントやレクを大掛かりに取り組むことに熱心になれなかったりします。
なので現場では基本他の人に任せています。
やる意味を感じている人のやるほうが質は高くなると思うからです。
結論 自分がやる意味を感じて取り組めることに各々が取り組むべき
なにが言いたかったかというと結論は「やりたいと思う人がやる」のがベストだと思います。
まあ誰もやりたくないけどやらなければならないこともありますが。
別に苦手なことがあるからって自信喪失して自己否定する必要もないしオールマイティーにすべてを最低限度こなさないといけないこともないと思っています。
日々のコミュニケーションを大事にしたい人はそれに注力すればいいし、レクをたくさんしたい人はそれに注力すればいい。
あるいは前に出てチームを引っ張る役割も必要ですし、またチームの土台としてサポートにまわる役割も大事です。
それぞれがそれぞれに輝ける環境というのは綺麗事かもしれないし理想論かもしれませんが、それに向かって全力で取り組むことはほんとに大事だと信じています。
いつかそんな環境をつくって輝く場所の必要な人に提供してあげたいです。