介護を始めての気づき 【いろんな性格や生き方を吸収できる】
介護を始めての気づき
この前ふと「介護を始めていろいろなことに気づけたなあ」と思ったのでいくつか書き出してみます。
人それぞれいろんな生活リズムがある
当たり前のことなんですが、「人それぞれいろんな生活リズムがある」ということ。
4時ぐらいから起き出して朝の支度を始める方もいれば8時過ぎまでしっかり寝る方もいらっしゃいます。
(総じてみなさん朝は早起きだと思いますが)
そしてみなさん大体朝のルーティンが決まっています。
もちろん私もそうなんですが、人のルーティンを見ると人によってぜんぜん違います。
朝起きてすぐに歩行運動する方、顔を洗う方、着替えからする方、髪をとかす方。
もうまったく違います。
そして共通なのは「朝のルーティンにかなり重きを置いて生活している」ということです。
みなさん朝の時間を邪魔されることを嫌がります。
朝の時間はおそらく一日でもっとも自分のための時間になっているんだと思います。
なのでなるべく朝の時間は干渉しないようにしています。
それで一日のリズムが決まっちゃいますから。
食事の感覚が違う
これも強烈に違いを感じます。
食事の「間隔」ではなく「感覚」です。
ようするに食に対する意識の違いです。
私は戦争経験者や日本が貧しい時代を生きてきた人ほど食を大切にする文化だと思っていました。
が、大きく異なりますね。
めちゃめちゃ偏見ですが、私の意見では現代人のほうが食を大切にしていたりするかもしれないなと思います。
それぐらいみなさんわりと好き嫌いがあります。
もちろん私達もありますが、基本的に食事を残すことってしないと思います。
ですが高齢の方になるとお腹や食欲の関係もあってあまり多く食べられません。
だからこそ好きなものを好きなだけ食べてほしいのですが、生活習慣病があると食にも制限がかかってしまいます。
人の身体はわりと難儀にできているなと思ったりします。
人を批判する
これもけっこう思います。(泣)
長く生きていても人に対して思うことはたくさんあるようです。
老人ホームは小さな社会の構図だったりするのでいわゆる世間話みたいな感じであーだこーだ噂が飛び交っています。
まあ世間は変えられないので仕方ないですね。
それに批判する目線があることも一種の社会的抑制につながったりするので悪いことばっかりじゃないかなとも思います。
基本的に私はポジティブでクリエイティブな目線を意識しているので批判はさらっと流して嬉しかったことだけを覚えるようにしています。
まあありがたいことにみなさん嬉しいことばっかり言ってくださるのですが。
人には相性がある
これは間違いなく言えます。
「人には相性がある」ということ。
それはその人どうし悪い人ではありません。
すごく良い人であったり礼儀正しい人だったりします。
でも受け取り側によって「おせっかい焼き」とか「気がつかない」とかなかなか双方のキャッチボールができない場面はあります。
だからもし今学校や職場で悪口を言われたり批判されたりしているって人も心配いりません。
それはただ相性が良くないってだけです。
それこそ万人から嫌がられる人もいなければ万人から好かれる人もいないはずです。
それが人の性質ですから。
人にはいろいろな側面がある
老人ホームに勤めてほんとうにいろいろな人に触れ合うことがあります。
そしてほんとうにいろいろな人がいます。
だからこそ自分を大切にしましょうというのが私の提唱するテーマです。
自分を信じて間違いありません。