介護は価値観が合いにくい話 【まわりとの温度差】
介護は価値観が合いにくい話
介護は価値観がほんとに広いです。
今回はそんな「価値観の違いのはざまで生きていくにはどう考えると良いか」を考えてみました。
いつの間にかまわりとの温度差を感じるようになる?
介護は価値観ができるまで時間がかかります。
簡単に言うと「最初に出会う人々の価値観をそのまま受け継ぐ」これがファーストステップ。
そしてある程度価値観が形成されると次に「まわりと比較する」段階にきます。
ひとつのことに引っかかっては自分と他人どちらが正しいのか、それはなぜなのかを自問自答していきます。
そうすると少しずつ修正されていきます。
そこでひとつのおおきなかたちになって自分のなかに根付きます。
まあ介護に限らずこれは子どもの教育とかにも当てはまると思います。
こうやって少しづつかたちを変えていく価値観はつまり独自性が高くなります。
人それぞれオリジナルな価値観が出来上がっていくのです。
でも比較の作業は続いていきます。
するとどうなるかというと、「自分とまわりとの違いを多く感じることがかなり増える」ことになります。
介護はまわりとかけ離れた価値観を感じるとかなり仕事がしにくくなる
そして介護においては価値観の違いがそのまま仕事のやりにくさにつながってしまいます。
なぜなら自分のやりたいことができなかったり、やりたくないことをさせられたりするからです。
介護はチーム作業ですからまわりとの温度差があればあるほど自分で自分の介護の意味を感じられなくなります。
自分の価値観を貫くのは良い?悪い?
これは良いとも言えるし悪いとも言えると思います。
自分の価値観を貫くと自分の満足度は上がります。
しかしどうしても視野が狭くなり自分本位の介護になりがちです。
それとまわりとの温度差があるなかで自分の価値観を押し通すのはかなり体力と精神力が必要です。
メンタル的にもあまり頑固にならず柔軟に生きていくほうが結果自分のためになったりするので「無理してまで自分の価値観を貫き通す」ことはあまりおすすめしません。
そこにしかない美学もあるとは思いますが。
結論 自分と価値観があう上司とはたらきましょう
ではどうするかというと「価値観の合う上司とはたらく」ことがベストだと思います。
私の経験上、尊敬できる上司と仕事していると仕事自体の楽さがまったく変わってきます。
また、自分の経験値としても大きくプラスになります。
なので尊敬できる人がいるかどうか、その人と仕事できるかどうか、ひいてはそんな環境を見つけられるか、そこに属せるかどうかが自分の仕事や人生の達成感幸福感に大きく関わってくるといえます。
人はやはり人に左右されて生きる生き物です。
尊敬できる人がいればその環境で頑張るだけ。
そうでなければ尊敬できる人に出会えるまで環境を変えていくだけ。
それだけで人生を幸せに生きられる。