takahiro121jpの介護ブログ

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人生を自分に最適化させる 【心のままに生きていくと環境が合わせてくる】

人生を自分に最適化させる

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私はふだん介護士として働いていますが、思い通りに行かないことは多々あります。

今回は「思い通りにいかないことを受け入れて心のあるがままに生きると環境がそのとおりに適応されてくる」という話。

 

介護をしているとどうしても無理なことがでてくる

 たとえば介護のひとつに「食事介助」というものがあります。

身体機能や認知の機能の低下により自力で食事を摂ることが難しい方に食事を食べさせる介助です。

 

これがなんとも十人十色、もとい千差万別といいますかその人その人によって食べさせやすかったりなかなか難しかったりします。

そうなると今度は食事の形態をどんどんと細かくしていく(専門的には形態を下げるという言い方をします)ことになります。

 

昔の私は「介護士である以上介護はその人のベストを尽くすべきだ」と思っていたので食事介助では形態を落とすことなく現状の形態で食べられる量を限界まで食べてもらうべきだと思っていました。

 

まあ現在も「介護はベストを尽くすべき」という気持ちはないことないんですが、介護士によって大切にしている価値観は違うということを最近は意識しています。

 

つまり誰しもが「自分を限界まで追い込んで介護することを良しとしていない」ということに気づいたわけです。

 

そうなると介護の面ではある人は限界まで食べさせるのにその他の人は無理ない程度に留めているとなると食事の意義が変わってきます。

 

つまり「自分が正しいと思うことだけが正しい」という発想は介護において意味をなさないということですね。

そう思うならひとりで介護をするべきって話になっちゃいますし。

 

人生を自分に最適化させていく

食事の摂りやすさで食事量が平均値をたどっていくように、自分の人生も「自分の選択の平均」に環境がつくられていくような気がしています。

 

もし介護を生活のためだけにしているという価値観ならばその人のまわりはそういった人に最適化された環境ができているでしょうし、介護を追求したいという人ならそういった環境ができているはず。

 

ようは「自分の環境に不満がある」というのは「自分の環境に不満がある人」という環境を自分でつくりだしているということです。

なぜならそういった考えがそういった人を集めてしまうからです。

 

だから「自分の環境に不満がある」のなら「自分の環境に不満がない人」をまわりに集める環境をつくりましょう。

そのためにまず自分が「自分の環境に不満がない人」になりましょう。

 

人生は自分の見ている世界がすべてです。

広い世界で生きたいなら広い視野をもつことです。

人は視野の外にあるものは見えませんから。

スゴウデのスポーツ選手の技術の高さを理解しにくいように、その世界のことを深く知る人、知ろうとする人ほど視野は広がっていきます。