相手の心を先読みする 【行動の選択肢をつくってあげる】
相手の心を先読みする
今回は介護でも日常でも使える行動の考え方の話。
ズバリ、「相手の心を先読みして選択肢をつくってあげましょう」。
「相手の心を先読みする」とは?
介護の現場で言うとたとえば「お風呂は人の後に入りたくない」という気持ちの強い人がいたとします。
そんな人にお風呂をすすめるときは「誰かが入る前にすすめる」か「他の人が入ったと思われない状況をつくってあげる」ということです。
原理は簡単で「相手の特性に合わせた選択肢を提示する」これだけなんですが、介護の現場では実行できても他のスタッフやプライベートな人間関係ではわりと忘れてしまいます。
これはもったいないなーと思いわざわざわかりきってると思われるようなことでも書き出してみました。
仕事でもプライベートでも相手が欲している行動を先読みしてこちらが負担する
たとえば仕事の進捗でも「現状の報告」だけするのではなく、「現状の報告+これからの行動のプランを2、3個」つけて報告する。
つまり上司が「これからの行動の指示」する仕事をこちらで半分負担するわけです。
すると上司も「こちらの意図をしっかりくんでくれている、またはくもうとしてくれている」という認識ができてこちらの評価にもつながります。
そして仕事もよりスムーズに進むので一石二鳥です。
これが人間関係にも大事になります。
プライベートでもたとえば「誕生日プレゼント」を渡したいときには事前に相手が好きなものや欲しがっているものをリサーチします。
これはわりと一般的に浸透していると思いますが。
選択肢をつくってあげる
たとえば食事に行くときでも「どこに行きたいか」を聞くのでなく「AかBか選んでもらう」ようにすると食事に行ってくれる確率が上がります。
これを心理学用語で「ダブルバインド」と言います。
確実にデートに誘いたいなら「2択」の魔法を使うべき♡#誘い方 #心理 | Smartlog
これはデートに誘う場面での例ですが、日常でも介護でも使える方法だと思います。
たとえばお風呂嫌いな人には「入るか入らない」を聞くのでなく「今日か明日」や「午前か午後」など選択肢を与えて選んでもらうと効果があったりします。(まあ入りたくない人は選択肢を与えても入らないと主張されるケースも多いですが)
まとめ
選択肢を与えて選んでもらうためにも、相手の心や欲している行動を先読みして提示提案していきましょう。
きっと仕事でもプライベートでも評価が変わるはず。