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心理学的に「幸せ」を解剖してみる 【部分強化】

心理学的に「幸せ」を解剖してみる

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私は興味があって心理学に関する文献を見かけるとついつい読んでしまうのですが、けっこう面白くて教えたくなるような話も多いです。

 

有名なものでいえば「吊り橋効果」ですね。

みなさんもご存知かと思います。

 

ようは「異性とドキドキするような体験をともにすると恋愛の心理と勘違いして相手を好きに思ってしまう」という心理学です。

 

この心理学の信憑性はさておいて、人の心は「勘違い」や「思い込み」にいかに揺さぶられやすいかということがこれでもかというぐらい定説ででてきます。

 

ある種「人の心を動かす」には「相応のシチュエーションを感じさせる」ことでいともたやすく動いてしまうものだといえるかもしれません。

「吊り橋効果」がその良い例であるように。

 

今回はその中でも「部分強化」という心理学に基づいて「人生の幸せを感じる」方法を考察。

 

部分強化とは→退屈な日常をあえてつくりそのなかにランダムで楽しみをつく

部分強化と連続強化とは?人がギャンブル依存症になる理由と解決方法 | おもしろ心理学

部分強化とは、行動に対してたまに報酬を用意すること。

 

これは「ギャンブル依存症」の心理を説明する際に使われる用語ですが、要するに「仕事で忙しいなかでのたまの休みはうれしい」みたいなことです。

 

部分強化を実生活に取り入れるには2つ必要なものがあります。

1つは「幸せだと感じられるもの、こと」

もう1つは「特別でなくて連続している日常」です。

 

そうこの話の肝は「特別でなくて連続している日常」が幸せには必要だという事実です。

 

仕事と休みがいい例

さきほど例に出しましたが「忙しい仕事の日常」のあるほうが「たまの休み」をより強く幸せに感じられます。

これは心理学的に言うと「部分強化」の効果がはたらくからです。

 

毎日休みの人は休みが特別なものでありません。

なのでそこに幸せを感じられにくいのです。

 

お腹が空いたときのご飯のほうがいつも食べるご飯よりおいしいと感じることないですか?

もしくはいつも言葉に出さない人から「ありがとう」と言われるほうが嬉しいことないですか?

 

そうなんです。

あえて「幸せを感じにくい状況の連続」をつくってやることで「幸せ」というものは深みを増すということです。

 

もしいま「人生に耐え忍んでいる状況」だという人は「幸せを倍増させる準備をしている」という考え方もありえるかもしれません。

ただ、無理して心身に傷を負わせることはやってはいけません。

そこの見極めはしっかり間違えないように慎重にしましょう。

 

「何気ない日常」も実は幸せになるための土台だったりします。

つまらない毎日をつまらなく生きてみるのもアリかもしれません。