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介護士にとって大切にするべき3つのポイント 【利用者の喜びにコミットする】

介護士にとって大切にするべき3つのポイント

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介護するうえで大切にするべきことを利用者の気持ちに注目しながら3つお伝えします。

ちなみにこれは私が介護をする上で方針にしていることでもあります。

 

①利用者の方に接する際は笑顔を忘れない

②「安心感」をもってもらえる介護を意識する

③「急かすこと」と「否定すること」はNG

 

順番に解説します。

 ①利用者の方に接する際は笑顔を忘れない

これは初歩の初歩だと思ってます。

余裕がないとか機嫌悪い態度をみせてしまうとお互いに良くない心理状態へ向かってしまいます。

なので「常に余裕を見せる」=「笑顔」というわけです。

わりと直感的にも理解しやすいのではないでしょうか?

コンビニやカフェの店員さんでも笑顔で接してくれるほうが嬉しいじゃないですか。

 

②「安心感」をもってもらえる介護を意識する

これは介護の本質だと思ってます。

介護が必要な方というのは常に「不安」をかかえています。

想像してみてほしいのですが、もし自分の身体を自分で思うように動かせなくなったら心の中は不安な気持ちが大部分を占めると思うんです。

それこそ特養で生活する人の多くは車いすから落ちただけでも身動きが取れなくなりかねません。

そんな状態で毎日生活をしていかないといけないなか、自分を助けてくれる存在と言うのは本当の頼りにしているはずです。

 

「もし自分になにかあったときでも、この人は必ず助けてくれる」「この人ならどんなときでも困ったら話を聞いてくれる」

そんな人がそばにいてくれるだけでどれだけ安心できるかって自分は思います。

だから自分もそんな人でありたいと思って介護してます。

迷惑をかけたくないと強く思うほど不安をみせないようにしちゃいますので、こちらから働きかけてあげるとすごく喜んでくれるように感じます。

 

③「急かすこと」と「否定すること」はNG

これも現場ではついついやってしまいがちなことなんですが、「急かすこと」と「否定すること」はいいことないです。

これも想像してみてほしいのですが、向こうの事情だけで「ほら早く早く!」とか言われたら「こっちの話も聞かないで何を急かされることがあるの!?」ってよけいに急ぐ気がなくなりませんか?

 

そしてこっちの言い分を言った先から否定されていたらよけいにムキになってこちらの主張をくりかえそうとしませんか?

 

これらはつまり逆効果しか生まないということです。

では急いでほしいときや勘違いだと思われる主張をされたときはどう対応すればいいか?

答えは「誘導とお願い」そして「共感」です。

 

「誘導とお願い」とはつまり「~しましょうか」や「~してほしいんだけどいい?」といった感じに「相手の事情に合わせる」ということです。

この声掛けは行動の主権を相手に渡しています。

こうすることで利用者の方は行動する前に自分で意思決定するフェーズをつくることができます。

 

そして「共感」は言葉の通り「そうなんですね、わかります」や「ん~なるほど」といって同調してあげることです。

ただ、注意するべきは「否定はしないが肯定もしない」ということです。

このスタンスでいる限りうそをつくことにもならないし言い争うことも避けられます。

 

そしてどうしても否定したいときは「わかりません」と対応します。

基本的に利用者の方が主張するときって話を聞いてほしいときです。

ほんとうに怒ったら口もきいてもらえないはずです。

なので否定も肯定もせずただただ気が済むまで話を聞いてあげましょう。

話し終わったころにはお互いに笑顔になれるかもしれません。

 

まとめ

ここまで聞いてお分かりいただけましたでしょうか?

実は3つのポイントと言っておきながらすべては同じことだったのです。

「基本的に笑顔で話を否定も肯定もせずじっくり聞く」

私が現場で実践しているのは基本的にこれだけです。

でもこれが一番大切にするべきことだと思っています。

 

いつまでも傲慢な自分にならずに初心の自分でいられるように意識を忘れず介護を続ける所存です。