介護予防という考え方
みなさんは介護において最も重要なこと、優先すべき関わりは何だと思われます??
1、「人間の一番の幸せは食事である」→YESなアナタは管理栄養士がオススメ!
2、「病気の治療や安楽な最期を目的にしてあげたい」→YESなアナタは看護師がオススメ!
3、「介護が必要な方や介護する側にとっても負担が軽くなることを目指したい」→YESなアナタは介護士がオススメ!
とまあ人によって優先度や介護観は違いますが一般的に推進されている考え方で「介護予防」というものがあります。
上記でいうところの3番の発想ですね。
要するに「本人ができることをなるべく減らさないようにすれば介護する側もされる側も負担軽減できる」って考え方です。
風邪などの病気でも予防こそが最善の対策だと叫ばれるように介護でもそれを目指してます。
実際に介護保険法という法律で制度が確立されており、法に基づいて我々福祉関係者が業務でこの内容をこなしているわけです。
介護の必要な方は我々福祉職の人間が連携して懸命にサポートしているのですが日常において筋力が向上したり記憶量が増えることはなかなか難しいのが現状です。(だからこそまだまだ改良していける分野だと思ってますが)
具体的に言うと筋力を落とさないための定期的なリハビリや日常動作を忘れないためにトイレや食事などの習慣をしっかりつくっていくなどなど。
認知力についても同じです。
だんだんと新しいことが記憶できなくなったり、ある時期で記憶の時間が止まってたりします。
関わる機会があるならそういうときはなるべく否定せずに聞いてあげてほしいです。
認知のある方の言動に対して内容を否定したり修正したりするのは間違っていないのですが、その方には混乱が生じます。
この混乱が認知を促進させてしまいます。
つまり介護予防ってなにかというと、「いかにその人がその人らしく生きていけるように生活をつくれるか」だと言い換えられます。
みなさんも習慣を大事に週間の瞬間を生きていきましょう!