介護職に向けて 食事介助について
食事介助について
介護職に向けての技術的な記事シリーズになりますので一般向けではないかもしれませんが今回は食事介助について記述していこうと思います。
食事介助のポイント
水分ファースト水分エンド
- 飲み込んだタイミングで食事を口に運ぶ
- 介助しやすい角度も検討する
- すべての食事をバランスよく食べてもらう(三角食べ)
解説
・水分ファースト水分エンド
基本的に食事をスムーズに進めるため、誤嚥のリスクを下げるため水分から先に摂取してもらいましょう。
また、食事が終わったら水分でしっかりと口の中に食べ物が残らないようにしてあげましょう。
・飲み込んだタイミングで食事を口に運ぶ
食事の詰め込みすぎはむせやすいのでNGです。
もっともスムーズに食事が摂取できるのは飲み込んだタイミングで次の一口を食べてもらうのが一般的です。
こうすることで口の中に食べ物を入れすぎないようにもできます。
そのためにのどの動きや嚥下音をしっかり注意して介助するとベターです。
・介助しやすい角度も検討する
右側から介助するのと左側から介助するのでは食事の進みがまったく違うケースも多々あります。
もちろん介助者の利き手にもよりますが、利用者さんのくせみたいなものもあります。
また、私はあまり推奨していないですが正面から介助するのが一番スムーズなケースもあります。
ただ人に面と向かってご飯を食べさせられる状況ってどうしても違和感があるので私はあまり気がすすみません。
が、利用者さんの状況によって食事をとることを優先したい場合はやむをえずおこなうときもあります。
このへんは個人の感覚や考え方によるところが大きいですね。(介護士のなかには介護用エプロンも見た目が良くないとのことで敬遠する方もいます)
・すべての食事をバランスよく食べてもらう(三角食べ)
三角食べという言葉もありますが私個人的にはそこまで重要視しなくてもいいことかなーと思ってます。
まあこちらがすべて介助する場合は心がける程度ですね。
好きなものから食べたい人もいますし嫌いなものから食べる人もいますし。
おわりに
あとは食事の好みを把握するとか口のまわりが汚れたらできるだけきれいにするとかいろいろありますが大きいポイントは上記のことかなーと思います。
人によっての得意不得意が出にくい介助とも思う(私だけ?)ので初心者のかたは先輩の介助を多く見せてもらうのがいいと思います。
焦らせず、タイミングが重要!