介護における心のコントロール アンガーマネジメント
介護における心のコントロール アンガーマネジメント
介護士にとって自身のメンタルケアと介護は切っても切り離せない関係にあります。
メンタルケアも仕事のうちといっていいぐらい。
メンタルケアに悩んでいる方、もしくは知識として知っておきたい方に「アンガーマネジメント」を紹介しておきます。
アンガーマネジメントとは?
はじめにいっておきたいのは「あくまでとらえ方の話であって心の万能薬ではない」ということです。
使いようによっては万能薬みたいになるかもしれませんがひとつの発想に偏りすぎると挽回しにくいとも思いますので参考程度に知っておいてください。
具体的な方法を先に言いますと、怒りを感じたとき
- その場を離れる(物理的に距離をとる)
- その場の状況を心の中で実況する
- 深呼吸する
- 苦手な相手を宇宙人や動物だと思う
- 相手の土俵に立たないようにと考える
などなど
怒りをあらゆる手段で回避する教えですね。
突発的な怒りは生理学的に6秒間しか続かないらしいのでその6秒をなんとかしのごうという発想です。
実践してみた結果は?
私がとった方法は怒りを感じたとき「ダメダメ!怒った感じをみせたら損する!相手の土俵に乗っちゃダメ!」ってすぐに思うようにしてました。
最初の頃は「我慢したら損する」って気持ちが強くて葛藤してたんですが、固い心を手放してみたらほんとになんてことない小さいことで怒ってたんだなーと今では思えるようになりました。
まあ今でも顔に出ちゃうときはふつうにあるんですけど。
私はもともと怒りっぽいほうではないのですが、知識として取り入れてみたところ周りに左右されないようになったと思います。
利用者さん相手というよりもむしろ職場の人に対して応用する感じでした。
かなり自分の意思を自分で認識できるようになりました。
飛躍的に成果が出るメソッドではないかもしれませんが、知っておいて損はないです!
興味があればいろいろな著書を読んでみてください。
その中で自分にピッタリのメソッドがあるかもしれません。
マンガでわかる介護職のためのアンガーマネジメント: イライラ、ムカムカ、ブチッ! をスッキリ解消。怒りに振り回されないための30の技術
おわりに
ここまで怒りを避けるよう提言しておきながら言うのもなんですが、怒り自体はけして悪い感情ではありません。
感じてもいいんです。
ただそのことで自分が損するのはもったいないし避けられるなら避けていきましょう!
怒りを損せずに感じていきましょう!
っていいたいわけです。
現代社会で戦うすべての人へ、その人の良さが存分に活きる生き方をできるよう願ってます。