究極のマインド術 【水になれ ブルース・リー】
究極のマインド術
突然ですがみなさんは「ブルース・リー」という人物をご存知でしょうか?
カンフー映画のアクションスターとして一斉を風靡したその映画は栄華に満ちていながら、その生き様と哲学は現代人のマインドセットにもかなり有益なほど高尚です。
今回は私も大好きなアクションスターの哲学から精神学を垣間見ましょう。
言わずとしれた名言 「Don't Think,Feel」
ブルース・リーの代名詞ともなっている言葉といえばこれでしょうか。
有名作「燃えよドラゴン」の劇中のセリフです。
日本語に直訳すると「考えるな、感じろ」という意味になります。
この言葉にも表れているように、ブルース・リーは「心を柔らかくもつ」ということにこだわり続けた人物でもあります。
「All fixed set patterns are incapable of adaptability or pliability. The truth is outside of all fixed patterns.」
(すべての定形化された型では、適応することや柔軟に対応することができない。真理は定形化された型の外にあるのだ。)
Notice that the stiffest tree is most easily cracked, while the bamboo or willow survives by bending with the wind.
(風が吹けば堅い木ほど簡単に折れる。だが、竹や柳は曲がることで生き残るということに注目せよ。)
Empty your mind, be formless, shapeless – like water.
心を空にせよ。型を捨て、形をなくせ。水のように
Now you put water into a cup, it becomes the cup,
カップにそそげば、カップの形に
you put water into a bottle, it becomes the bottle,
ボトルにそそげば、ボトルの形に
you put it in a teapot, it becomes the teapot.
ポットにそそげば、ポットの形に
Now water can flow or it can crash.
そして水は自在に動き、ときに破壊的な力をも持つ
Be water, my friend.
友よ、水になれ
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これらの言葉はすべて本人の編み出した武術(ジークンドー)にまつわる心の持ち方です。
「水になれ、友よ」
そしてこの言葉が私は大好きです。
意味するところは「心にかたちをもたなければどんなかたちにもなれる」といったところでしょうか。
たとえば嫌な相手がいたとして、嫌な相手を嫌だと思うかどうかという考え方で試行錯誤していても結局どちらかに偏らせる発想から抜け出せません。
本当の解決は「好きか嫌いかの判断から脱却」です。
好き嫌いを判断しないということ。
これはかなり有益だと思っていて、あらゆる発想はこの「どちらでもない」「判断からの脱却」で大半を解決できることに気づきました。
考えてみれば本当に自分に大切なことって他人はあまり関係ないのがほとんどだったりします。
「判断しないこと」を意識する
「判断しないこと」は最強の解決策です。
「どちらでも関係ない」「どうでもいい」は万能の改善策です。
冷たい言い方に聞こえるかもしれませんが捉え方によっては最善策になりうると思います。
いいでもなく、わるいでもなく、好きでもなく、嫌いでもなく、上でもなく、下でもなく、優れているでもなく、劣っているでもなく。
ただただそこにその状況があるだけです。
判断を手放す、この発想をぜひ日常に取り入れてみてください。
よかったらブルース・リーの映画も観てください。