見逃し厳禁!おすすめの介護の本
介護の本ってどんなのがある?
なんとなく気になったので介護の本について調べてみました。
Amazonで「介護 本」で検索すると上位ランキングがあったので見てみると・・・
こんな感じでした。
高齢者の食事に関する本がワンツーフィニッシュを決めていて次いで脳トレの本、介護レクリエーションと続いています。
なかなか興味深いです。
高齢者の食事ってふつうと違うの??
高齢になると飲み込んだものが気管に入ってむせることが多くなります。(専門用語で誤嚥といいます)
最悪の場合は窒息にまで至って息を引き取ることもあります。
窒息までいかなくても咳が止まらず肺炎で亡くなるケースもあります。(誤嚥性肺炎)
高齢者の方に餅などの飲み込みにくい食べ物が控えるようにいわれているのはこれが理由です。
なので高齢者の福祉施設では食事に食べやすさの段階がありまして、私の施設では5段階に分かれています。
普通食:私たちが普段食べているもの
一口大食:キッチンはさみで一口大にカットして提供
きざみ食:厨房にて専用の機械を使ってかなり細かくして提供(イメージは刻みねぎぐらい)
ソフト食:ほぼゼリー状態の食事
ペースト食:ほぼ水分状の食事
施設によっては軟菜食とかミキサー食とかいろいろあるみたいですね。
基本的に安全性を優先して決められます。(あと食事の摂取量とかも鑑みて)
利用者さんの中には糖尿病を患っていたり心臓病で塩分を控えなければならなかったり服用してる薬の影響で乳製品がだめだったりとかなり制限されてしまいます。
ふつうに食事ができるってかなり幸せなことだと認識しますね。
いまあるものに感謝。
あと食について考えてたらふと思い出したことがあって、介護始める前は高齢者の方ってみんな入れ歯を使うものだと思ってました。
が、実際に介護の現場に立ってみると入れ歯なしの方っていらっしゃいます。
むしろ部分入れ歯の方もいらっしゃいますし、わりと歯って残るんです。
私が現場で驚いたことのひとつです。
折り紙など創作関連の本も定番!
介護のレクリエーションや日々の手作業のために、施設には折り紙の本や切り絵の本が必ずといっていいほど備えてあります。
私は基本工作が苦手なので必要な時は利用者の皆さんに手伝ってもらいながら作業しています。
みなさん私より丁寧できれいにつくられます。
集中力も使うしいいレクリエーションだと思います。
塗り絵系の本も必ずありますね。
私は基本絵が苦手なのd(以下略)
エンディングノートも知っておいてもいいかも
今回ランキング外だったのですが、「エンディングノート」というものもあります。
読み物ではないですが。
自分の亡くなった後や遺産の配分、もしくは病気にかかったときの延命措置の希望など「いざというときの一冊」です。
若い人はあまり意識したことないかもしれませんが、つくってみると自分の現在の人生の価値を確認できて良いと思います。
ふだんあまり自分が亡くなることって考えたりしない方は一度つくってみてください。
いかに人生が尊いかがわかると思います。
たしかブログを書き始めた初期にエンディングノートについて記事を書いたと思います。(そんなきっちり内容つくってなかったと思いますが)
おわりに現役介護士がおすすめする本!
介護に関する本でいうと私のおすすめは介護の体験談系ですね。
良い話もつらい話もめっちゃ興味持って読んでしまいます。
「老人ホームの素敵な話」っていう本がめっちゃよかったです。
よかったら一度読んでみてください。