takahiro121jpの介護ブログ

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介護の相談の第一歩目!地域包括支援センターについて

a 地域包括支援センターをもっと積極的に活用しましょう!


まず介護が必要だと思われる状況になったとき、最初に相談するのは地域包括支援センターです。

現代では地域で集団的に高齢者を見守ってケアしていく方針を採用しています。
その福祉的な総合業務を担うのが地域包括支援センターですが、介護の相談以外にも大切だと思っていることがあります。
それは「自立した生活が送れている高齢者の相談」です。

高齢者の方は社会的に孤立しがちな環境であり、加えて人の世話になることを申し訳なく思ってしまわれます。
閉じこもりがちにならないように周りが様子を見てあげてサポートできる状況、それを常につくれるようみんなで意識すること、これが集団的ケアにとても大切だと強く思います。

例えば最近楽しみがなく口数も少なくて寂しそうだとか、周りとの口論やトラブルが絶えなくなってきたとか。
そういった日常の問題においても周囲で協力して解決できることはあるかもしれません。

日常の小さな問題でも構いません。
気になったら相談してください。
高齢者の方にとっても気にかけてくれることは嬉しいと思いますし、社会参加の一環にもなると思います。 そのためにも積極的に地域包括支援センターを利用することを私は勧めております。(まわし者じゃないですよ!)

もうひとつ、地域包括支援センターを積極的に利用することを勧める理由があります。
それは介護サービスの質を上げることにつながるからです。

これからの時代、高齢者福祉施設はどんどんと新しい文化と価値観を取り込んで増えていくと思います。
我々介護士の意識と技術、思いやりを育てて利用者の方と共有していくためにもサービスの多様化は必要だと思っています。
現状は福祉施設のあり方として介護保険法を背景に義務づけられた制度となっています。
外部委託も可能としていますが実質は病院を母体とした医療法人に委託されているのがほとんどです。
つまり病院の中での地位がある人に声を届けないとなかなか制度を変えられません。

まあなかなか制度を変えてまで実現したいシステムも少ないかもしれません。(今の施設では、割と利用者さんや家族さんの意向は汲みやすいと思っています。)
が、例えば「もっと気軽に外出したい!」とか「ビールやお酒を飲める機会がほしい!」という希望もあるかと思います。
みんなの希望がみんなの手で叶えやすい業界になっていってほしいなと思います。

話が逸れましたが要するに地域包括支援センターを通じてみんなでみんなの人生を豊かに楽しみあるものにしていきましょう!ってわけです!
全国の地域包括支援センター一覧はこちら!