介護士以外の福祉系の資格と給料について
福祉系の資格の難易度
前回に引き続いて紹介できなかった専門職の資格はこちら!
看護師
難易度:★★
最短取得期間:3年
1~3年目でのおおよその平均月収:30~33万(夜勤などの手当て含む) ※職場や年齢によっては大きく違う場合があります。
医療行為を行うエキスパート!
女性のスタッフがかなり多いのも特徴です。
私の施設では看護師と准看護師ともにすべて女性です。
収入も現場の専門職の中ではワンランク上の印象です。
基本的に介護現場の組織系統で上位に位置します。
また転職市場もかなり盛り上がっていて、それだけ職場の環境に悩む人が多い傾向だといえるかもしれません。
逆に言うと合わないなと思ったらすぐに転職できます。
合格率は安定していて学校を卒業すればまず受かるって印象ですね。
夜勤や時間外の対応にも応じられそうな方はおすすめできると思います。
あと個人的な意見では給料面での資格選びということでも十分目指していいと言えます。
管理栄養士
難易度:★★
最短取得期間:4年(4年制の栄養士養成校ルートの場合)~スクールと実務合わせて5年
1~3年目でのおおよその平均月収:19~21万(高齢者施設より給食センターのほうがやや給料高い傾向) ※職場や年齢によっては大きく違う場合があります。
施設利用者の食事の献立やアドバイスなど食に関する業務を一身に担うエキスパート!
国家資格であり現場経験のみでの取得はできません。
資格を活かして働く場所もかなり幅広く、福祉系の資格ではトップクラスに間口が広いと思います。
だいたいの高齢者施設ではひとりで専任していることが多いです。
私の施設でも管理栄養士はひとりだけです。
おおむね50~60%の合格率で、それなりに受かる資格だというイメージですね。
つぶしがきく資格を取りたいなら選択肢に入れてみてもいいかもしれません。
理学療法士
難易度:★★
最短取得期間:4年
1~3年目でのおおよその平均月収:23万前後 ※職場や年齢によっては大きく違う場合があります。
リハビリを専門的に実施指導するエキスパート!
実務経験からの取得ルートはなく完全に学校や養成施設での勉学ルートになります。
私の施設では現在2名在籍しており、通称PT(フィジカルセラピストの略)と呼んでいます。
リハビリのチームにはほかにも作業療法士(OT)、あん摩マッサージ指圧師のスタッフが一丸となっています。
基本的にリハビリチームのトップは理学療法士が務める傾向にあります。
なのでなんとなく上位資格のような感覚ですね。
こちらも管理栄養士と同じく働く間口が広いです。(プロスポーツの分野に行く方もいます)
合格率自体はかなり高いのですがその内分けは9割が新卒者です。
つまり新卒で取得できないとかなり厳しくなります。
「資格取得までが通学」ぐらいの気持ちで目指すほうがベターです。
まとめ
いかがでしたか?
現場で働いていても案外ほかの専門職の給料って知らなかったりしますよね。
まあどの資格も平均的なサラリーマンの給料を下回ることはないです。
ですが「なんとなく資格があれば就職で有利だし目指そう」ということで目指すのはあまりおすすめできないかと思います。
やはり人が好きな人でないと精神的に厳しいです。
資格を取っても先が続きません。
福祉系の職場でいままで私の同僚でお金のために資格で仕事してる人は出会ったことありません。
人が好き × 自分が好きで興味あること = 目指す資格
です。
だから、人が好きな人にはぜひ資格をとって専門職で仕事してほしい。
そう思う今日この頃です。